ワーキングホリデーで加入できる保険は、大きく分けて日本の保険と現地の保険の2種類があります。それぞれ補償内容や費用が異なるため、自分の滞在スタイルに合わせて選ぶことが重要です。
日本の保険
日本で加入できる保険は、補償額が非常に高く設定されている点が特徴です。病気やケガの治療費だけでなく、死亡時の補償、滞在先の家具や設備を壊してしまった場合の損害賠償、持ち物や現地で購入した物を補償する携行品/生活動産まで幅広くカバーできます。さらに、航空券遅延や歯科治療などもオプションで追加可能です。
1年程度の長期滞在では、盗難や破損トラブルも起こりやすく、ホームステイ先やシェアハウスで水漏れや物損をしてしまうケースもあります。そのため、総合的に補償範囲が広い日本の保険は、支払う保険料以上のメリットを得られることが多いです。
参考サイト
イーコールズ(日本の保険代理店)
https://e-calls.co.jp/
現地の保険
現地で加入できる保険は、主に病気やケガ治療などの医療系補償が中心で、補償額も日本の保険ほど高くはありません。その分、保険料を安く抑えられるのが利点です。物損や携行品補償などは基本的に含まれず、必要な場合は追加オプションが限られます。
補償範囲を絞って最低限の医療保障だけで良いと考える人や、短期滞在の人には向いています。ただし、補償内容を比較すると総合力では日本の保険に劣ります。
参考サイト
Bridges International Insurance Services(現地の日系保険代理店)
https://www.biis.ca/ja/
補足事項
クレジットカードに付帯する海外旅行保険で最初の数か月をカバーし、その後現地の保険に切り替える、あるいは加入しないという選択肢もあります。ただし、ワーキングホリデーでは滞在全期間をカバーする保険加入が必須と移民局が案内しており、“稀に”入国時に証明を求められることがあります。その際、保険の加入が確認できないとワークパーミットが拒否されたり、滞在期間を短縮されるリスクもあるため注意が必要です。
一つの方法としては、まず日本で保険に加入して入国し、入国後にキャンセルすることで一部返金を受け、その後現地の健康保険を検討するという手段もあります。