バンクーバーの多くの美術館/ギャラリーでは、静かな鑑賞を妨げない範囲での鉛筆スケッチは概ね可能です。ただし館ごと・企画展ごとに条件が変わるため、入館時に監視員にひと声かけて可否とルールを確認するのが安心です。
よくある条件
・画材は鉛筆のみ。ペン/マーカー/インク/絵の具/パステル/木炭は不可が一般的
・スケッチブックはA4程度まで。大判やルーズ紙は断られることあり
・イーゼル/三脚/自立式ボードは原則不可。小型クリップボードは可のことが多い
・作品/展示ケース/壁に触れない。腕一本分以上の距離を保つ
・通路やキャプションを塞がない。混雑時や立ち止まり禁止エリアでは描かない
・削りカス/消しカスを落とさない。定着スプレーは館内不可
・大きなバッグ/バックパックはクローク預けになる場合あり
館別の注意
Vancouver Art Galleryは来館者ルールが明確で、貸出作品中心の企画展では追加制限が出ることがあります。Museum of Anthropology (UBC)はケース展示が多く、ケースや壁にもたれる行為は厳禁。小規模なコマーシャルギャラリーは営業中のため、スケッチ自体を断られることもあるので入口で要確認です。
実体験から
私はVancouver Art GalleryでA4スケッチブック+HB鉛筆はOK、ペンはNGと案内されました。平日午前は描きやすく、折りたたみスツールは監視員に相談した日に限り許可が出ました。壁に寄りかかると注意されやすいので、通路の端で短時間で描く/混んできたら場所を替えるとトラブルを避けられます。
参考サイト
Vancouver Art Gallery
https://www.vanartgallery.bc.ca/
Museum of Anthropology at UBC
https://moa.ubc.ca