カナダでは基本的に公園や道路など公共の場での飲酒は州ごとに法律で禁止されています。ただし、ここ数年で市によっては例外的に屋外飲酒を認める動きも出ています。
屋外飲酒が認められるケース
たとえばバンクーバーやカルガリーなどでは、指定された公園やピクニックエリアなどに限り、一定時間内での飲酒を許可する条例が導入されています。これらのエリアには看板や案内が設置されており、飲酒が可能かどうかを確認することができます。
実際の取り締まり状況
花火大会やお花見などのイベントでは、禁止区域でも多くの人がカップやボトルを隠して飲酒しているのが実情です。警察や保安官が巡回していることもありますが、発見された場合はアルコールの没収などの軽い措置で済むことが多く、罰金や逮捕に至るケースはほとんど見られません。
また、イベントなどの特別な場合を除くと、普段は見回り自体が行われていないことも多く、実際には見つかることがほとんどありません。そのため、現実的には「形式上の禁止」であり、節度を守っていれば見逃されることが多いというのが実際のところです。
注意点
- ラベル付きの酒瓶や缶をそのまま持っていると目立つため注意が必要です。
- 飲酒運転や公共交通機関内での飲酒は厳しく取り締まられています。
- 違反として処理された場合、罰金が科される可能性があります。
参考サイト(屋外飲酒が違法であることを明記している法令)
Liquor Control and Licensing Act(Consumption of liquor in public — section 40)
https://www.bclaws.gov.bc.ca/civix/document/id/consol17/consol17/00_96267_01