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  • スーパーで刺身用の生魚を安全に選ぶ際に注意すべき点は何ですか?
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現地のスーパーで刺身用の生魚を購入したい場合、どのような点に注意して選べば安全なのでしょうか?

日本では刺身用として販売されている魚が多いですが、こちらのスーパーでは"Sashimi Grade"などの表示がある場合とない場合があり、どれを選んで良いか迷っています。英語表記や鮮度の見分け方、現地の基準など、購入時に気をつけるべきポイントを知りたいです。

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カナダでは「Sashimi Grade/Sushi Grade」は法的な規格名ではなく、店やサプライヤーの自主表示です。安全性の要は「寄生虫対策としての冷凍(parasite destruction)」と鮮度管理にあります。購入時は表示だけに頼らず、魚売り場で具体的に確認するのがおすすめです。

  • 表示と質問:「Sashimi/Sushi Grade」「Previously Frozen」「For Raw Consumption」などの有無を確認。スタッフに「生食用として冷凍処理は済んでいますか」「何度で何時間(または何日)ですか」と聞くと、信頼度が分かります。
  • 寄生虫リスク:野生のサーモンや白身(cod/halibut など)は基本的に冷凍処理が前提。養殖サーモンは寄生虫リスクが低いとされますが、生食用として販売されるものでも冷凍済みが無難です。
  • 鮮度の見分け方:生臭さが弱く海の匂いに近い/身がしっかり弾力がある/ドリップが少ない/血合いが鮮紅色/切り口が乾いていない。パックは液漏れがないもの、製造日/Best Beforeが新しいものを選ぶ。
  • 店選び:回転が速い店や和食向けの生食用取り扱いがある店が安心。対面カウンターで質問に答えてくれる店を選び、ロットや解凍日の表示を確認。
  • 持ち帰りと衛生:購入は最後にし、保冷バッグで持ち帰り。冷蔵4℃以下で保存し当日中に食べる。包丁・まな板は生食用と加熱用で分け、手指や調理台をしっかり洗浄。妊娠中や免疫が弱い方は生魚を避ける。

私自身、Vancouverの大手スーパーで「Previously Frozen」「Sashimi」と表示の切り身でも、念のため冷凍条件と解凍日を聞き、記録を確認できた店で買うようにしたら、臭みや当たりが減りました。迷う時は、冷凍の真空パック(解凍前)を選び、自宅で必要量だけ解凍すると扱いやすいです。

参考サイト

Canadian Food Inspection Agency(魚介類の安全基準の概説)
https://inspection.canada.ca

Health Canada(食品安全の総合情報)
https://www.canada.ca

BC Centre for Disease Control(食品の安全に関する州の情報)
https://www.bccdc.ca

Vancouver Coastal Health(食品取扱いガイダンス)
https://www.vch.ca