PINを設定していない場合、端末がPIN入力を要求した時点でその取引は通らないことが多いです。カナダのタップ決済は一定額以下や低リスク時はPIN不要ですが、上限超過や不定期の安全チェックではPINが必要になります。タップ中にPINが求められて入力できないと処理は拒否され、店員が取引をやり直す流れです。
カナダのタップ決済の仕様
カナダではタップでも状況によりPINが求められます。金額が小さくても、累積金額が閾値に達した時や端末/発行体のリスク判断で求められることがあります。これはVisaが案内する一般的な仕様です。
PIN未設定時の挙動
タップでPIN要求→入力不可→その取引は拒否。次にチップ挿入へ切り替えると、端末とカードの条件によっては署名に落ちる場合もありますが、PIN必須の端末(特にセルフレジ)は多く、その場で別手段が必要になることがあります。店員がキャンセルして別カードや現金に切り替えるのは一般的に可能です。
実務的な対策
出発前に発行銀行で4桁PINを設定してください。加えて、Apple Pay/Google Walletに登録すると、生体認証がCVMとして認められPIN要求を回避できる場面が多いです。クレジットカードと少額の現金も用意を。バンクーバーのカフェやスーパーでも、端末によりPIN要求の有無が変わる体感です。