ワーホリ中に職場で時間外のシフト追加を求められた場合でも断って問題ないでしょうか？

Question

ATaro · Answer 1 · 2025-11-03T06:04:02+0000

ブリティッシュコロンビア州では、労働基準法（Employment Standards Act）により、勤務時間・休憩・残業・休日労働に関する明確なルールが定められています。これらを理解することで、不当な労働を避けながら正当な権利を主張できます。

休憩について

州法では、連続して５時間を超えて勤務する場合、少なくとも３０分の休憩を取る権利があります。この休憩時間中に職場で待機を求められる場合、その時間は勤務時間として扱われ、賃金の支払い対象となります。逆に、完全に自由な休憩時間であれば賃金は発生しません。

雇用主が適切な休憩を与えない場合は労働基準法違反となり、労働者は休憩の確保やシフトの見直しを求めることができます。休憩が取れない状況が続く場合は、依頼を断っても法的に不利になることはありません。

ブリティッシュコロンビア州では、１日８時間を超える勤務は残業とみなされ、通常の時給の１．５倍の賃金が支払われます。また、１２時間を超える部分については２倍の賃金が支払われます。さらに、週４０時間を超える勤務も１．５倍の残業賃金が適用されます。

雇用主が残業を依頼する場合、これらの割増賃金が必ず支払われなければなりません。もし残業代が支払われない、または強制的に残業を命じられる場合は、雇用基準局（Employment Standards Branch）に相談できます。

通常、労働者には少なくとも週に連続３２時間の休息を取る権利があります。この休息期間中に働いた場合、その時間には最低でも時給の１．５倍の支払いが必要です。つまり、休日出勤は「任意の同意」に基づいて行うものであり、強制的に働かされることはありません。

また、勤務と勤務の間には８時間以上の休息時間を確保しなければなりません。この条件を満たさないシフトを求められた場合、断る権利があります。

残業や休日出勤を断る場合は、必ず具体的な理由（例：休息時間が不足している、休憩が取れない等）を伝えることが重要です。
勤務時間・休憩時間を自分でも記録しておきましょう。トラブル時の証拠になります。
雇用主とのやり取りは、なるべくメールやメッセージで残しておくことをおすすめします。
不当な扱いや強制的な労働が続く場合は、州のEmployment Standards Branch（電話：1-833-236-3700）に相談することができます。