カナダの郵便物は、封筒の表面に差出人と宛先を記載するのが一般的です。差出人は左上、宛先は中央に書き、宛先は少し大きな文字で書くと見やすくなります。
宛名と住所の基本ルール
ローマ字で書く場合の順番は以下の通りです。
- 名前
- 住所(部屋番号、ストリート番号、ストリート名、市名、州名、郵便番号)
多少順番が前後しても、配達員が理解できれば問題ありません。
カナダ国内宛

カナダ国内に送る場合は「Canada」と書く必要はありません。差出人を左上に、宛先を中央に書けば十分です。
日本宛

カナダの郵便局の任務はカナダを出国するまでの配達であり、日本に到着してからの配達は日本の郵便局が担当します。そのため宛先はローマ字でなくても問題なく、むしろ日本語で書いた方が間違いなく届きやすいとされています。
ただし、カナダの郵便局が海外郵便であると判断できるように、宛先には必ず「Japan」と記載してください。青や赤のペンで目立たせるとさらに確実です。
航空便と船便
航空便の場合は「Air Mail」、船便の場合は「Surface」と左下に書く習慣がありますが、郵便局窓口で依頼すれば適切なラベルを貼ってくれるため、記入していなくても問題ありません。標準的な手紙やはがきは自動的に航空便扱いになります。
- 差出人は左上、宛先は中央に記載
- カナダ国内は国名不要
- 日本宛は「Japan」を必ず明記し、住所は日本語で書いた方が確実
- カナダの郵便局は国外発送まで担当、日本国内の配達は日本郵便が行う
- 航空便・船便は窓口で自動処理されるため追記は不要
このように、カナダ郵便局と日本郵便の役割を理解して宛名を書けば、国内外ともに確実に郵便物を届けることができます。