一般にバンクーバーの両替所では、小口の両替なら身分証の提示を求められないことが多い一方、一定額以上では提示が必要になります。カナダのマネロン対策を所管するFINTRACの規定では、両替業者(Money Services Business)が3,000カナダドル相当以上の外貨両替を行う際は本人確認が必要とされています。銀行も同等かそれ以上の基準で運用していることが多いです。
提示が必要になる場面
目安は3,000カナダドル相当以上の両替時(1回/24時間内の合算)。また、銀行は口座保有者のみ対応や、金額に関わらずID提示を求める運用があると思います。空港内カウンターは少額でも求められることがある印象です。
認められやすい身分証
観光客ならパスポートが最も確実です。ほかにカナダ発行の運転免許証やBC Services Cardなど写真付き政府ID。住所や連絡先の記入を求められることもあります。
現場の実感と注意点
私や周囲の経験では、Downtownの民間両替所(例:VBCE)で2,000カナダドル未満の両替はID不要でしたが、3,000以上ではパスポート提示が必要でした。銀行はそもそも外貨現金の取扱いが限定的で、口座がないと断られることもあります。レートと手数料は店舗により差があるので、事前に電話や店頭掲示で確認すると良いと思います。
両替は新しめの紙幣が好まれます。レシートは税関や再両替時の証明になるので保管をおすすめします。
参考サイト
FINTRAC(カナダ政府/マネロン対策当局)
https://fintrac-canafe.gc.ca
Vancouver Bullion & Currency Exchange(VBCE)
https://www.vbce.ca
YVR(Vancouver International Airport)通貨両替案内
https://yvr.ca