バンクーバーでは「Evo」と「Modo」という二つの大手カーシェアリングサービスが利用できます。どちらも地元で人気があり、短時間から長時間まで柔軟に利用できますが、使い方や料金体系に大きな違いがあります。
Evo
Evoは片道乗り捨て専用のカーシェアリングで、自由度の高さが最大の特徴です。好きな場所で乗って、指定エリア内であれば比較的どこにでも駐車して返却できます。
- 片道乗り捨て専用で利便性が高い
- 車がやや汚れていることが多い
- 利用時間は1分単位で課金
- 料金は分・時間・日単位のプランがあり、利用時間に応じて最も安いレートが自動適用
- ガソリン代は料金に含まれるが、給油時は自分のクレジットカードで支払い後に返金請求
- 走行距離は無制限
- 年間維持費は$2のみと格安
- 登録費は公式では$35だが、ネット上で登録費無料のプロモーションコードが配布されており、実質無料で登録可能
短時間の外出や急な用事、公共交通機関が使いづらいエリアへの移動に向いています。車の清潔さはやや劣るものの、アプリからすぐに空き車両を探して乗れる手軽さが魅力です。
Modo
Modoは往復専用のカーシェアリングで、予約したステーションから借りて同じ場所に返却します。利用には専用のFobキーが必要で、これを受け取りに行く手間があるため、登録から利用開始までに多少時間がかかります。
- 往復専用で同じ場所に返却
- 車は比較的綺麗で管理が行き届いている
- 利用時間は15分単位で課金
- 事前予約制で使った分ではなく予約した時間が料金対象
- 30分以上のレンタルが基本で、返却時間を指定する必要がある
- 返却時間を指定しないオプションもあるが、追加料金が発生
- 走行距離にも課金が発生
- 車内にガソリンカードがあり、それで給油可能
- 時間レートはEvoより安いが、走行距離で課金されるため、走れば走るほどEvoより高くなる
- 逆に走行距離が短い場合はEvoより安く済むこともある
- SUVなど様々な車種があり、用途に応じて選べる
- 料金体系やルールが多く、内容を理解して計画的に使わないと割高になることがある
Modoはどちらかというとレンタカーの気軽版に近く、しっかり予定を立てて使う人に向いています。短距離で長時間使う場合はお得ですが、自由度ではEvoに劣ります。
選び方のポイント
Evoは登録が簡単で、早ければ数時間以内にすぐ使えるのが大きな利点です。Modoはキー受け取りなどの準備が必要ですが、車の種類が豊富で計画的な利用に向いています。Evoの方が手軽で、初めてカーシェアを試す人におすすめです。
まずはEvoに登録して実際に使ってみて、用途に応じてModoを追加登録するのが現実的です。長期滞在なら両方の会員になり、ケースバイケースで使い分けるのが最も便利です。
参考サイト
Evo Car Share
https://www.evo.ca
Modo Car Co-op
https://www.modo.coop