結婚して苗字が変わったとしても、それはあくまで日本の戸籍上だけのものであり、カナダの移民局側に自動的に通知されるわけではないため、旧姓のパスポートで渡航しても入国やワーホリビザの発給においては全く問題ありません。
しかし、運転免許証(国際免許証含む)やクレジットカードなどその他の書類の名前がパスポートと異なってしまうと不便なことが起こる可能性があるため、可能な限り名前は統一しておくと良いと思います。
たとえば、カナダでは年齢確認のために2つの身分証明書の提示を要求されることがあります。この場合、パスポートとクレジットカードで対処できたりしますが、名前が異なると使えません。
また、運転免許証をカナダのものに切替える場合も同様、日本の免許証とパスポート名が異なると切り替えができなくなってしまいますので、その点も考慮して検討すると良いと思います。
もしワーホリの許可証(通称POEレター)を受け取った後にパスポートの名前を変更した場合は、旧パスポートと新パスポート両方を持参し、カナダ到着後、移民局で許可証と引き換えにワーホリビザを発給してもらう際に、旧/新パスポート両方を見せ状況を説明することで、新姓でのワーホリビザを発給してくれると思います。
※最終的な判断は移民局のオフィサー次第です。
ただし、POEレターと同時に自動で発行される eTA番号は旧パスポートと紐づいているため、eTAに関しては別途追加申請が必要です。
移民局公式参考ページ:
https://ircc.canada.ca/english/helpcentre/answer.asp?qnum=861&top=25